人類の進化
人類の進化
「人類が出現してから、文字を発明して歴史を記録に残すようになるまでには、非常に長い年月が必要であった。人類史の99パーセント以上を占めるこの時代を、先史時代とよぶ。人類は猿人・原人・旧人・新人・の順に進化した。直立二足歩行を特徴とする人類が誕生したのは、今から約500万年前のアフリカにおいてである。最初に出現した人類を猿人をいい、アウストラロピテクスやホモ=ハビリスなどがこれに属する。そのなかには簡単な打製石器をもちいるものもいた。やがて約180万年前に原人が登場した。ジャワ原人・北京原人がその代表であり、改良された打製石器(ハンドアックスなど)と火および言語を使用して狩猟採集生活を営んだ。原人は、氷河期のきびしい環境を生きぬいて、アフリカからヨーロッパ・東アジア・南アジアにまでひろがった。さらに約20万年前、より進化した旧人が出現した。ヨーロッパに分布したネアンデルタール人がその代表である。求人は現代の人類とかわらぬ脳容積をもち、死者を埋葬するなど精神文化を発展させた。彼らはヨーロッパから西アジアにかけて住み、また剥片石器を使用して、氷河期に対応した生活を送っていた。 ついで4万年ほど前に現れた人類を新人といい、われわれと同じ現生人類に属する。ヨーロッパのクロマニョン人や中国の就航天井同人などがこれにあたる。新人は剥片石器を作る技術をさらに進歩させ、また骨や角でつくった骨格器をもちいて生活をより豊かにするとともに、すぐれた洞穴絵画を残した。新人はまもなく、アメリカ大陸をふくむほぼ全世界に住みつくようになった。人類がこのように打製石器をもちいて狩猟・採集生活を営んでいた時代を、旧石器時代とよぶ。」
(詳説世界史より抜粋)
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